IODATA「EX-GDQ271RAB」レビュー後編 各種ベンチマークから見える4kに比べる軽さ

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前回の記事では先日購入したWQHDモニターであるIODATAの「EX-GDQ271RAB」について簡単に紹介しました。

今回の後編の記事では前編でお伝えした総合的なベンチマーク結果がはたして本当に正しいのか、それぞれ詳細なソフトのベンチマークをお伝えします。

前回の記事はこちらを参照にしてください。

IODATA「EX-GDQ271RAB」レビュー前編 4kを触っていた人ほど触る価値のあるWQHDという現代のゲーム最適解
最近富に感じてきたことがある。ゲームが…重すぎる…。そう、生半可ではないくらいに最近のゲームは重い。実際問題4kで俺はずっと回しているが、最近のゲームのベンチマーク結果を見て欲しい。そう、FPSを伸ばすにはDLSSをパフォーマンスなどに設定…

まず簡単な結論です。

そう、これなんです。

ただし、今回の観測データは前回の記事でも述べたように4k基準で実施しています。

サイバーパンク2077ベンチモード

まずはおなじみサイパン2077。
あらゆるベンチマークにおいて指標になる、もう発売6年近く経過してもなお君臨し続けるDX12の鉄板です。

今回の設定はMFG4xDLSSパフォーマンス、レイトレウルトラで実施しています。

FPSは平均91.4%、1%LOW87.5%という強烈な伸びを観測しました。
とにかく不気味なくらいにヌルヌルです。

VRAM消費量は最大・平均ともに4kの84%前後まで低下しています。
かなりゆとりがあるため、グラボ自体も比較的静かです。

メモリ使用量は最大45%、平均48%の上昇となりました。

共有メモリは最大で5.5%上がりましたが、数字上だけ見れば誤差範囲です。

CPU使用率は平均こそ上がりましたが、最大では激減しているのが分かります。

全スレッドでもその傾向は同様です。

GPUの電力消費量は大幅に減少しており、あまり無理させる感じにはなっていないことが分かります。

一方で変わらずGPU使用率はカツカツであるため、どちらにせよこのゲームはGPUボトルネックでFPSが止まる感じです。

逆に言えば使用率でボトルネックが発生するということはそこでストップすればCPUやVRAMに対しても負荷量が激減することになるため、使用率の低減が起きたと見て間違いないでしょう。

レイテンシも大きく低下しており、操作に対してストレスが大きく低減されることは間違いなさそうです。

この形ならばDLSS設定を1ランク上げても問題ないかと思います。

Forza Horizon6ベンチモード

最新ゲームであるForza Horizon6。5は今回のベンチマークから引退し6に移行です。

DX12に独自エンジンというサイパンをよりモダンにした感じですね。

今回の設定はMFG4xDLSSパフォーマンス、レイトレ反射・GI共にオンにして影を「高設定」に落とした状態で実施しています。

FPSは平均89%、1%LOW87.5%の上昇と大幅な上昇です。
そのため300kmを超える速度を出してもヌルヌルです。

しかしVRAM使用量はかなりデータを見て唖然としました。
確かに4kより1割のていかになっています。
しかし、まさかかつてのWQHD絶対安定と言われた12GBを突破するとは思いませんでした。

そのことからもVRAMは16GB搭載モデルを選ぶのが安全でしょう。

メモリは3~4%の上昇です。
VRAMは下がったもののメモリもガッツリ使うため、結構メモリも積んでおく必要があります。

共有メモリは平均は変化がないものの最大で一気に増えてるのが気がかりです。

CPU使用率はやはりフレームレート上昇に合わせて向上しています。

全スレッドもそれは同様です。

GPUの電力使用量は低下しています。

一方でこれもサイパン同様にGPUボトルネックが発生しているのが分かります。

レイテンシは10msの減少になり、少しキレがある感じになっています。

このことからこれもDLSS設定は上げても問題ないかと。
ただFPSがこんなにいらないならMFGを3xとかにしてレイテンシを減らす方向に持っていくのがいいかもしれません。

マーベルライバルズ・ベンチモード

無料のヒーローシューターであるマーベルライバルズ。
これはDX12というだけなら他のゲームと違いありませんが、最大の違いは搭載されているエンジンが最新鋭のアンリアルエンジン5ということです。
そのためLUMENなどの最新鋭装備が使えるのが特徴になります。

今回の設定はMFG4xDLSSパフォーマンス、LUMEN高設定で実施しています。

平均65%、1%LOW22%と4kに比べて今まで程の伸びはないです。
ただし300FPSは超えるため動体視力が試されるこの手のゲームにおいては非常に有益かと。

VRAMは18%ほど低下しています。
元から4kでもだいぶ完成度が高いことが分かります。

メモリに関してはかなりシャレにならん量食います。
そのためこのゲームを主体にするなら大容量メモリはあったほうがいいかもしれません。

共有メモリは誤差範囲です。

CPU使用率にほぼ変化はありません。

全スレッドだと最大値に上昇が見られます。全体的に負荷を分散させている構造なのが見て取れます。

電力使用量も減りましたが、そこまで極端に減っているわけではありません。

GPU使用率もほぼ変化がありませんでした。

レイテンシは約半分まで低下しており、解像度の表す成果が相当にこのゲームだと強く出ていることが分かります。

このことから画質に拘るならDLSSを一段階上げても問題ないかと思います。

FF14ベンチマーク

DX11代表格のFF14ベンチマーク。
今回は常時DLSSを入れた状態でテストです。

平均63%、1%LOW47%の増加になりましたが、人が大量に映り込むロード3(多人数戦闘シーン)、ロード4(ギャザクラシーン)については1%LOWの変動ほぼないという結果になりました。

ベンチレポートのFPSは平均こそ53%増加しましたが、最小値は5%の向上に留まっているのがその結果として現れています。

ただしスコアそのものは大幅な平均値上昇によって50.5%増しです。

VRAMについては最大・平均共に4kの71%ほどに収まっています。

メモリに関しては誤差範囲です。

共有メモリは4kより低下しており、最大・平均ともに20%ほどの低下となりました。

CPU使用率は平均値の変動はだいぶありますが、最大値に関してはあまり変化が見受けられませんでした。

全スレッドは最大、平均共に上昇しており、分散されています。

電力消費量は若干の低下にとどまりました。

GPUが完全にフルで回っており、それが影響して電力に影響を与えなかったと考えられます。

レインボーシックスシージ・ベンチモード

レインボーシックスシージを入れた目的は単純にシューターゲーでAPEXと異なりFPS制限が存在せず、ベンチモードがあるため安定して計測出来ると思ったためです。

計測条件は最低設定でDLSSスーパーパフォーマンスで行っています。

平均53%、1%LOW15%の上昇となりました。

VRAM消費量は4kの頃から少なかったですが、WQHDになると更にそこから22%も低下します。

メモリに関しては誤差範囲です。
アンリアルエンジン5の最新鋭と違って技術的にシンプルな影響か、メモリ使用量自体が低めです。

共有メモリは最大13%、平均10%の低下ですが、数値だけ見るとさほどっていう感じです。

CPU使用率は当然のように上昇します。

全スレッドも同様です。

電力消費量は50Wの低下となりました。まぁまぁの低下枠と言えるのではないでしょうか。

GPUは結構遊んでいる感じです。

CPUボトルネックがある感じですね。

アリス・ギア・アイギス

で、この前エンジン切り替えて大進化したアリスギア。

このゲームはOpenGLという今ではもう少ない実験対象のため入れています。

しかし、アリスギアには今まで苦い経験があります。
それがこれです。

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もっとも、こうやってエンジンに手を加えたわけですがね。

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そこまでやってもそんなに結果は…

きっちり上がってるーーーーー?!

チームバトルこそ1%LOW下がったけど、平均値で10%の向上!? そ、そんなバカな!?

マジでモダン改修にも程があるだろ!!!

VRAMも下がってる…。しかも16%も…。
軽量級だったのが超軽量級に…。

なんと若干だけどメモリまで下がったよ! こんなこと今までなかったよ!

共有メモリまで下がってる…。しかも16%も…。

で、このCPU使用率が面白い。
なんとチームバトルで最大100%、つまり全力で使ったことが分かります。

これは何を意味するか。CPUボトルネックという概念がついにアリスギアに誕生したことを意味します。

即ちCPUもガッツリ使えるだけ使うという、今までにない発想が生じているわけです。
これは本気で革命すぎる。

全スレッドでも解像度低下で上昇することは変わらないです。

電力消費量は35Wの減少と結構な減少になりました。

GPU使用率は結構下がっているのが分かります。

このように今まで解像度で変化が全くなかったアリスギアがここまで変化する。
如何に今回のunity改修が相当のパワーアップか分かると思います。

めっちゃモダンになってるのが冗談抜きでビビったっす…。

アーマード・コア6

このゲームはFPS120制限です。
DX12ラスタ枠として入れました。

FPSは完全に天井に張り付きます。

天井に張り付いていることもあり、VRAMも伸びようがないため、18%の低下となりました。

メモリもFPSでストップがかかるため低下、最大・平均ともに8%の低下です。

共有メモリは最大値が低下しました。

これもご多分に漏れず、FPS上昇でCPU使用率上昇です。

全スレッドは伸び率がなおのこと顕著です。

電力消費量はリミットが掛かるため激減しました。

4kの時はGPUボトルネックになっていましたが、WQHDだと遊んでいるのが分かります。

グラブル・リリンク

このゲームはAC6と異なりDX11です。
しかし同じく120FPS制限になります。

同じように比べてもそんなに変わらないと思ったので、これはあえてSmoothMotionをオンにして計測しました。

概ね平均FPSは倍になる感じですね。
WQHDだと240FPSで止まったんでほぼ天井ついてるのが分かります。

VRAMは約10%の低下です。

元々DX11なのでメモリは少なめですが、WQHDになると更に低下します。

共有メモリも同様に低下しましたが、数値ではそこまでです。

FPS上昇に伴いCPU上昇はどのゲームでも一緒です。

全スレッドも同じです。

電力消費量は40Wほどの低下になりました。

GPU自体は割と全力で回っています。
結構このゲーム回すとなるとWQHDでも上限張り付きは結構ギリギリなくらい重いのが分かります。

今度のDLCでそこらの内部改造も望みたいですが…まぁ、難しいでしょうね。

モンハンワイルズ

かつてはシャレにならん超重量級タイトルも一年かけて最適化してようやく遊べるようになったって感じですが、はたしてWQHDでどう変わるのかが見ものです。

しかも先日大型DLC「モンスターハンターワイルズ:アセンダンス」も発表になるなど、結構注目度が再び増してきた感じです。

今回の設定はMFG4xDLSSパフォーマンスで実施しています。レイトレは入れていません。

平均42%上がったのも驚異的ですが、それ以上に1%LOWが87%も上がってるのが驚異的です。
それだけ下限が上昇しているため、とにかくヌルヌル動きます。

なんとWQHDにしたらVRAMが10GB切ります!
かつてあんなに重かったのがウソみたいだ…。

メモリ使用量はほぼ変化無しです。平均値も変わりません。

共有メモリは若干増えましたが、数値的にはほぼ誤差と言えるでしょう。

FPSが増えた分CPUは頑張ります。

全スレッド頑張りすぎです。

電力消費量自体はそれほど差異はなく、20Wほどの低下に留まっています。

GPU使用率も結構手一杯です。

GPU、CPUともに完全にボトルネックになる感じですね。

レイテンシに関しては50ms台とかなり健闘することが分かります。

この分ならレイトレ入れたり、DLSSのレベル上げてもいいかと思います。

アークナイツ・エンドフィールド

VULKAN代表として入れておきました。

これが検証最終タイトルになります。

今回の設定はMFG4xDLSSパフォーマンスで実施しています。なおゲームバージョンは1.2で計測しました。

何故か解像度を下げると1%LOWが低下する問題は引き続き起こります。
なんでだよ…。

VRAMは13%ほど低下します。

メモリは最大6%、平均3.5%の低下です。

共有メモリは変わらず少なめで、ほぼ変化もありません。

これが意外な点。CPUがFPSが上がるのに下がるという妙な現象が発生します。
このことから解像度が下がるとそれに応じてCPUが遊び始めるのかもしれません。

一方全スレッドは上昇します。
これが分からん…。どうなってるんだ、このゲームのCPU管理。

電力消費量はこれも20Wほどの低下に留まりました。

GPU使用率も最大値で低下しています。

このことから1%LOWの低下に関してはCPU、GPUともに遊ぶことで本来描画できるものが出来ていないのではないかという可能性が生じてきます。

レイテンシは一気に60msを切りました。

これもDLSSや設定を上げても問題にならないかと思います。

まとめ

というわけで今回紹介してきたIODATAの「EX-GDQ271RA」。

まとめとしてはこんな感じ。

ホントにこれです。

直近のSummer Game Fest 2026やニンテンドーダイレクトで紹介されたマルチタイトル、軒並み要求水準がおかしなことになっているのはあります。

例えば注目タイトルである「ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE」。
それの要求スペックがこれです。

最低しかまだ出ていませんが、2060を要求してもDLSSかFSR使って最低設定で30FPSというとんでもないスペックでお出ししてきました。

これどれくらいかというと、モンハンワイルズより一段階重いです。

更には「GUNDAM ROGUE ORBIT」。これはアンリアルエンジン5という、あの軽くも重くも出来る超じゃじゃ馬エンジン搭載機と推測されることからも、今後4kゲーミングというのはより絶望的になっていく予感しかしません。

少なくとも現状ですらアップスケーリング使ってどうにか120FPSの壁を突破してるわけです。ラスタでやるのは無理でしょう。

そうなってくると別に4kに拘る意味ってなんだろう、という話になってきます。

なおかつ27インチだと正直WQHDと4kの差って文字が精細か、くらいしか差がないんですよ。
これがもう致命的。

そうなってくるとゲーム含めてWQHDが割とちょうどいい、という結論になるわけです。

快適さや今後数年のゲーミングを見越すならWQHDに乗り換えるというのは、今は妥協ではないと、4kを使ってた自分はそう言えます。
WQHDの進化恐るべし。

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