RTX5070Ti、2026年5月初旬地点レビュー前編 RX9070XTと比べた際のソフトウェアの強さを見る

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俺は、我慢の限界に達した。

やるソフトの尽くがDLSSにしか対応しておらず、FSRはせいぜい2.0止まり。
しかも同条件ならともかく、DLSSなら3.0以上でフレーム生成入り。

それがどんどん当たり前になり、肝心のRedStoneは普及する気配なし。

というわけで、俺は! 革ジャン教に戻りました

はい、今回は5070Ti買ったんで、2026年4月現在でのそのレビューです。

まず簡単な結論はこれ。

マジでこの差が歴然としすぎてたんですよね。

では、どれほどの差異があるのか、じっくり見ていきましょう。
今回のベンチマークのソフトを複数用意してます。

RX9070XTとの違い

まず今まで使っていたRX9070XTとの違いについて見ていきましょう。
簡単なスペック表の違いは以下の通りです。

今回購入した5070Tiは「MSI GeForce RTX 5070 Ti 16G VENTUS 3X OC」です。
表におけるサイズや重量を見てもかなりTAICHIより軽量であることが分かります。

また、とにかく推奨電力量が小さいのも一つの特徴と言えるでしょう。やっぱり100W違うのはでかい。

ただしブーストクロックに関しては9070XTのほうが上です。このことからラスタでの殴り合いに関しては圧倒的にRX9070XTのほうが有利であることが予想できます。

一方で大きく違うのがメモリ。VRAM自体は同じ16GB構成ですが、5070TiはGDDR7となっており、メモリ速度が段違いになっているのが分かります。
これがどう響くか見どころです。

で、値段なんですが…

ドスパラでの最新価格がこれです。
ただ自分の場合、この5070Ti店頭で購入したときはこの価格から更に1万円下がっていました。

このことからちょっとTAICHIの価格帯が微妙になってきます。ちょっと値段が中途半端感出ちゃうんですよね。
Steel Legendに関してはコスパはガチでいいですけど。

でも去年の9月ごろはもっと5070Ti安かったんだよなぁ…。

NVIDIAのソフトウェア

NVIDIAが現状グラボにおいて圧倒的に勝者となった理由として挙げられるのは支援されているソフトウェアの影響が多分にでかいです。

まず今回から出てきた新技術の一つがマルチフレームジェネレーション(MFG)です。

これがある意味でトドメでした。
通常のフレーム生成とはちょっと次元が違い、1枚追加するだけじゃなくて2枚、3枚と追加する絵が増えていく。

そりゃヌルヌルするんだもん、体感差は段違いですわ。

更にずるいのがこれ。

そう、オーバーライド。
これによりADRENALINEでも出来ていたFSR3.1から4への強制的な置き換えのように、DLSSをひどいときは1から4.5まで上書きます。

結果としてMFGやFGには対応してなくてもSuiper Resolution、つまり超解像技術だけを引き上げると言うインチキじみた方法が可能になります。

当然世代が進めばそれだけフレーム生成の違和感は減りますので、2とか3から4.5に引き上げればパフォーマンスモードでもかなりきれいです。

更にはこれもある。

SmoothMotion(以下SM)。これ何かと言えば、NVIDIA版のAFMF2のようなシステムです。

ただしOpenGLには対応していないことや、NVIDIAのお約束であるNVIDIA Appに出てこないという最適化プロファイル問題は相変わらずであるため、出来るソフト自体はちょっと限られますがね。

ただこいつ何が嫌らしいってFGかけた上からも更に掛けられることです。
AFMF2の場合どちらか一方でしたが、SMの場合はFGかけた上に更にこれでバーストが掛けられるので、一気にFPSを上げることが出来ます。

更に恐ろしいのは遅延がほぼ皆無であることです。
AFMF2はゴーストやティアリングがだいぶ困ることがあったり遅延がある程度発生しましたが、それもソフトウェアによって強引に抑え込みます。

…インチキすぎる…。

ベンチに使うPCと計測条件

ではここからは実際にベンチマークを取って調査してみましょう。

今回使うPCのメインスペックは下記のとおりです。

これと9070XTとを比較します。

なお、元からFSR4.1になっていたタイトルはDLSSに変更した上で、それ以外でも比較できるタイトルについては一度それで比較した後、DLSS状態にしたうえで比較します。

また、状態によってはMFGをオンにした結果も紹介していきます。

今回の計測バージョンは下記を使用します。

先日プラグマタと同時にリリースされた596.21です。

CapFrameXは1.8.4、BIOSは4.03は変わりません。

なお、今回CapFrameXでレイテンシも取っていますが、それはPCレイテンシにあたります。
これはCPUからGPUにいくまでのPC全体のレイテンシを示すものです。
基本は50ms~70msでだいたいの重量級ゲームは回る感じで、競技系ならともかく普通にプレーしてる分にはそこまで感知はそこまでできないと思います。

ただしPCレイテンシはたとえFGをしていなくても40ms前後は発生すると思ってください。
あくまで参考値として計測された結果を今回は記載します。

クリスタルマークレトロ

ちょっと古い規格にはなりますが、計測してみました。

結果としてはこんな感じです。

ディスクとかは無視してグラフィック関係を見ていきましょう。

2D(GUI)関係は5070Tiの圧勝です。
特にテキストなどやサークルではかなりの差が出ており、ドライバ経路の最適化が行われた結果かもしれません。

3DはOpenGLです。タイトル、ブレイクはリミットに到達したため優劣は測れませんでした。

一方でワイヤーフレーム、ポリゴンに関してはRX9070XTの圧勝です。
特にワイヤーフレームに関しては大幅な勝利と見ていいでしょう。

ただOpenGLと古い規格にAMDはかなり強いのでその影響も出た可能性は否定できません。

HandBrake

今回はNVENCで実行したものと、以前9070XTを買った当初に行ったエンコードで比較しました。

結果としてはこれも9070XTの勝利です。

ただ一つ問題があって、9070XTで行ったエンコードがホントにAMDのエンコードだったのか、というのがすごく分からなくなってしまった形です。

よって今回の環境では勝利した、という形になりました。

3D Mark

この検査についてはラスタでの性能チェックなのでGPUの性能差がモロに出ます。
DX11に関しては僅差で5070Tiの勝利です。
ただそこまで差はないなという感じ。

DX12に関しては9070XTの勝利です。
ただこれに関しては9070XTがTaichiというOCモデルだから余計に強いという側面はあるかと思います。
しかしラスタだと9070XTがとんでもなく強いのは事実です。

DX12で激重のSteelNomadに関しては9070XTが勝ちましたが、レイトレを含むSpeedWayやPortRoyalに関しては5070Tiのレイトレコアがモロに効いた、という感じです。

スコアもかなり差が出ました。

全ゲーム比較値

では、実ゲームを見ていきます。
前編の今回は測定した11本のゲームの平均値を見ていきます。
近日公開予定の後編にて11本の精密データを記載いたします。

まずはFPS。

ラスタだけだと9070XTに分があることがよく分かります。
1%LOWも大きく異なっているのが分かります。

ただしDLSSやFG、MFG、SMを使うとなってくると話は一気に変わります
1%LOWはわずかの上昇に過ぎませんが、平均FPSが大幅な増加を遂げることが分かります。

如何にソフトウェアで蹂躙しているか、ということがこれだけでもよく分かります。

VRAM使用量は2GB近く圧縮され、実に18%もの差が生まれます。
NVIDIAは元から圧縮技術が上手く、かなり重いソフトも回しましたが、それでも平均が10GBちょっとに収まっており、非常にゆとりのある形になっています。

メモリに関しては6%ほど差が出ました。これに関しては9070XTの方が圧縮率が高くなっている傾向です。

驚いたのがこの共有メモリの使用量です。
なんと9070XTの約1/5! つまりほとんどをVRAMに抑え込んでいる、ということになります。

圧縮が如何に上手いかということが顕著に現れた結果と言えるでしょう。

電力消費量も40%の減少になりました。
元々Taichiなのでそもそも電力消費量が高いのですが、ワッパについては恐ろしくいいことが分かります。

GPU使用率は約4%低下しました。

前編まとめ

今回の前編までの結果をまとめるとこんな感じです。

本当にこれなんです…。

ガチでコスパはいいんですよ、9070XT。
だけどそれを活かすためのソフトウェア周りがすべてを引っ張る。
特にFSR RedStoneの普及の遅れはかなり深刻な領域に達していると言っても過言ではありません。

それに対して5070Tiの場合、値段は高いしハードウェアに関しては明らかにTaichiに見劣りしますが、それを凌駕するソフトウェア周りがあります。

恐らく今後数年間はDLSS優位は揺るがないでしょう。
特にFSR RedStoneが完全に囲い込みを図っている今現在において、よほどのAAAじゃない限りRedStoneを採用する見込みはありません。
そのことからも安定して行うならばDLSSを積んだNVIDIA選んでおくほうが安心かと考えます。

今回はこの辺にしておきます。
実データについては後編でみっちりとお伝えしますのでお楽しみに。

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