AMD旧世代切り捨てへ…ADRENALINE25.9.1リリース FSR3.1ゲームでFSR4動くと書いてあるも7000番代では機能なし…-解説編

本日AMDはADRENALIN25.9.1をリリースしました。

内容はというとこんな感じで、FSR4の強化としてFSR3.1対応のゲームがFSR4になると書いてあったわけですよ。
ここで、俺はもしかしたらと、淡い期待を抱いちゃったんですね。

そう、FSR4の7000番代への正式対応です。
AMDが前にやらかしたコードの流出でRDNA3でもFSR4が動くというコードが発見されたので、ついに本格対応かー!、と、まぁ胸を膨らませました。

結論から言うと、完全に旧世代はAMDから見捨てられました

まずこちらのように俺のバージョンは25.9.1にアップデートされています。

FSR4にするにはFSR3.1対応のゲームの中にトグルスイッチが出てくるとあるんですね。

しかしね、ないんですよ、そんなものどこにも。

サイパンにもFF16にも、一切ありません。
UIそのものが出てきません。

更にこれはAMDのブログを翻訳したものですが、見てみるとわかるように、9000番代のみ、と、ものの見事に明記されているんです。
7000番代などの旧世代への対応については一切の記載はないし、それに対して行う予定とも書いていない。

即ち、9000番代以外のRADEONは完全に旧世代扱いされた瞬間でもあります。
これはね、へこみますよ。

7900XTXはVRAM24GBで、RX9070XTよりもVRAMは上ですし、とにかくVRAMを最優先で回すAMDの設計からすれば最高のマシンです。
が、それが何の意味もなさなくなった。

これは正直言ってかなり痛いです。
特に9000番台は未だにVRAM24GBのマシンがない、要するに替えが効かないんです。
でもこれは、技術的には買い換えろという明確なメッセージにほかなりません。

これは陰謀論的な話になっちゃいますが、ひょっとしたらあのコードを流したのもわざとだったのではないかと思わなくもないです。
それで7000番代でFSR4が実際に動いたユーザーがいたわけですから、あの地点で動く設計だったのは間違いないでしょう。

しかし、結果としてFSR4は動いてもFPSはかなり落ちていたという検証結果もありました。
このことからするに、RDNA3ではろくに動かないとAMDが最終判断を下し、その穴を塞いだ、という可能性も今回考えられます。

グラボ買い替えるかなぁ…正直NVIDIAに戻るかなぁという感じもしないでもない、そんなニュースでした。

とりあえず、近いうちにこのドライバーがどういう方向性を向いているのかを検証したベンチ動画を出す予定です。
また、現在AFMF2に関して今更ですけど調査を行い、結構興味深い結果になったので、そちらの動画も準備しておりますので、期待してお待ち下さい。

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