8月からスタンの環境が激変します。
『団結のドミナリア』

『兄弟戦争』

『ファイレクシア:完全なる統一』

『機械兵団の進軍』

『機械兵団の進軍:決戦の後に』

の5セットがスタン落ちします。
それによって今まで使えていたカードの大幅な変更が起きます。
更には新パック、久遠の終端が8月1日正式リリース、7月25日にプレリリースとなります。
スタンローテそのものは7月25日から変更です。
そこで今回は俺の使っている赤白アグロの展望と、今後どうやって生き残っていくかを模索してみようと思います。
状況整理
まず、現在俺の使っているスタン環境における赤白アグロは危機的状況にあります。
その理由は6月30日に公開された禁止改定にあります。

ちなみにこれが今までの俺のデッキです。
当然のことながら心火、巨怪ともに四積みの赤中心の白赤アグロです。

今回ウィザーズはまさかのスタン七枚禁止という大量禁止に打って出てきました。
これにより大幅なデッキ構築の改変を余儀なくされています。

コーリ鋼の短刀が禁止になるのは正直容易に想像が出来ていました。
あれ強すぎたもん…。
トークン呼び出して、暴れさせるという結構シャレにならん効果を持ったカードです。
しかもトークンには速攻、トランプルに更に装備させれば+1/+1の能力上昇が付きます。
つまり3/3の果敢も含めた三種の能力持ちトークンクリーチャーが暴れるわけです。
正直手の施しようがありません、マジで一方的に蹂躙されます。
アリーナで何度か当たりましたが、勝てたことがマジでない。
なのでまさかの出てから80日でのスタン禁止改定という超絶的な速さで禁止になりました。
しかし、それ以上に俺に痛かったのが巨怪の怒り、そして心火の英雄の二枚の禁止です。


正直単独でもこいつら十分に強かったんですが、やばいのはこの二枚によるコンボです。
両方1マナのため赤系の土地が一枚でもあれば、2ターン目には5/3トランプルの心火の英雄が誕生します。
それでぶん殴ってもよし、相打ちになったとしても、心火の英雄の効果で5点のダメージが相手プレイヤーに与えられます。
しかも心火の英雄が生き残っていた場合でも3/3トランプルの状態が維持されます。
更にはそこにいろいろと効果を積み重ねていけばパワー10を超えるようなのを4ターンとか5ターンもあれば容易に作り出せます。
しかもそこに多様な鼠を持ってくることで二段攻撃も追加できます。
そのインチキじみた破壊力故に、赤白アグロにとっては強烈な火力を生み出す主戦力でした。
しかし、当然のことながらこんだけ強いわけですし、なおかつ先日の大会でも採用率がとてつもなく高かったことで禁止になりました。
まぁ、我ながらいざまとめてみるとこんだけ強いカードが大暴れしてたわけだから、そりゃそうだよなとしか言いようがないわけですがね。
で、当然のことながらこれを両方4枚積んでいた身としては大打撃なわけです。
たださすがに禁止になっちゃったからには代わりを見つけるしかないわけです。
ではその代替カードはあるのでしょうか。
改造プラン:呪文編
まず重要になるのは巨怪の怒りの代わりです。
1マナという非常に軽くて強力なインスタントを探すのはさすがに無理だと思いました。
そこで2マナまで上げたらどうだろうと考えると、ちょうどいいのがあるんです。
それが使えるかもしれないと、以前取り上げたらマジで使われているカード、オペラ劇場のラブソングです。

こいつは効果を二つから選べますが、前の動画でも上げたように最大2体のクリーチャーにパワー+2はかなりでかい。
あとアリーナでシミュレーションして感じたのは上の効果も十分に強いです。
2枚のカードを問答無用でドローできるのがでかいです。
これでそこそこのカードを引ければかなり状況を一変できるので、博打性は高いですが0マナでその場に出せるわけだから強力なの引き当てればいいわけです。
これが巨怪に対しては代わりとして大丈夫だと考えました。
改造プラン:クリーチャー編
問題はクリーチャーです。
クリーチャーは全部で俺のデッキには20枚、うちハツカネズミが12枚を占めてました。
しかし、心火が禁止になったことで一気に主力となるハツカネズミは8枚まで減りました。
こうなってきた時に扱いに困るのが多様な鼠です。

多様な鼠は単純なスペックだけならそこまでですが、こいつの真価は新生によって二つに生み出された存在によって、最大二体に二段攻撃かトランプルを与えられるというその特技です。
これ自体がハツカネズミ限定でしか起動できないため、二段攻撃の行き先が減ることになります。
そうなったときに考えたのがデッキ採用枚数を減らすという手段でした。
四枚を一気に二枚まで減少させます。
で、空いた二枚の枠に何を入れるか、となってくると、これは少し検証中なのですが、赤白で使えて低コストで使える強力なのがあるんです。
まず一枚目はジーンドライブ・ライトニング。

このカードは先制攻撃、トランプル、絆魂と3種も能力が付いてるのもかなりやばいですが、それ以上に特殊能力で単独で二段攻撃に近い機能が備わってるのがかなりやばいです。
しかもパワーが素で3あります。
実際問題弱点といえる部分がタフネス2という点くらいしかありません。
もう一枚はフェニックスのドミナント、ジョシュア。

これは変身できる能力が重いですが、変身したら4/4というかなり破格の力を持ちます。
変身前でも3/4と3マナとしてはかなりのスペックを持っているため、単純にスペック採用もしやすいのが利点です。
ちなみに変身後はFF16らしく召喚獣へと変身します。

合計が6マナ以下で復活できる破格の能力持ちです。
本体も変身後もショックで墓地行きにならないだけでも壁役としても十分に使えます。
能力的にはこれも文句はないと思います。
爆発力のライトニングか、じっくり攻めるジョシュアか、って感じで悩ましいところではありますね。
弱点とその対策
しかし、これだけ揃えても、このデッキには最大の弱点があります。
それが除去です。
特に黒の除去関係、1マナで飛んでくる除去で盤面が粉みじんになることが何度もあるのが最大の弱点、なんですが!
これについても今度の環境でだいぶ改善されると思います。
なぜなら、除去の筆頭格である
喉首狙い

切り崩し

シェオルドレッド

がスタン落ちするからです。
再録がない限りは低コスト除去の大幅な弱体化が見込まれるためアグロにとっては大チャンスといえるでしょう。
再録されない限りは、ね。
まとめと今後の問題
改造して、現在使っているデッキがこちらです。

現在はショック対策でジョシュア使ってますが、先ほども言ったように検証中ですので、これについてはいくつかパターンを考えたほうがよさそうですね。
実際問題ライトニングのあの能力も相当に強力なので悩ましいところではあるんですよね。
しかしこのデッキも使えるのは今月いっぱいまでになります。
8月になると新たな問題が浮上してきます。
まず1つ目、1マナクリーチャー問題です。
その原因がこれです。

そう、僧院の速槍。
前回のタルキールパックでまさかの再録なしという結果になったのでこれはスタン落ち確定です。
こうなってくると代わりのカードをまた探さないといけません。
そこについては8月のスタン環境変更まで待ってもいいかなと思ってます。
久遠の終端で1マナの白、ないしは赤のカードが出てくるかどうか、それでかなりこのデッキの方向性変わるかなと思ってます。
まずい場合はこれまたFFセットからになりますが、ブルメシアの竜騎士、フライヤを入れる予定です。

スペックは若干心もとないですが1マナで飛行持ちというのが優秀です。
悪くないかなと思ってます。
もう一つの問題が戦場の鍛冶場のスタン落ち。
これに関しては対策は既に打ちました。
ダメージドランドが使えないなら別のアンタップ土地を使えばいい、つまり今いけるのは境界ランドです。
なのでここは白・赤を持つ「サンビロウの境界」を使うことにしました。
しかし久遠の終端ではショックランドの復活もあります。
これも捨てがたいところですね。
こんな感じで一応の改造は出来ましたが、できる期間はもう限られています。
流石に次の1マナ問題をどうするかは考えないといけません。
久遠の終端でどういうカードが来るか、それ次第ですべてが変わる感じです。
期待して待ちましょう。
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