アップデートして大丈夫? windows11 23H2 VS 24H2、ゲームやベンチマークでFPS、VRAM、メモリ使用量を実測比較! そこから見える影響は?

というわけで今回の動画は24H2へのアップデートでどのような影響が出てくるのか、実際のゲームでFPS、VRAM、メモリ使用量を計測し検証した動画です。

24H2へのアップデートがそろそろ完全に強制になるという噂が出てきたほか、23H2に関してもサポートはそろそろ終わりですしね。

しかし24H2に関しては初期にゲームパフォーマンスが低下するという噂があったのもまた事実。

そこでどれほど影響があったのか、はたして実測値はどうなったのかを検証してみました。

1.使用環境

まずは今回使ったPCからです。
PCは前回と同様に新型の総AMDのPCを使用しました。

比較条件は下記のとおりです。

また、24H2にアップデートした直後は4月13日でしたが、その後5月2日に再計測した結果、かなりの乖離が起きていたため、二回計測してあります。

最新版のビルドについては24H2がOSビルド26100.3775、AMDドライバは32.0.13031.4034というアドレナリン24.5.1相当のものです。

2.実測結果

2-1.アリス・ギア・アイギス

まずはFPS値。

23H2より向上していますが、24H2アップデート直後が一番数値が出ていました。

VRAM使用量はアップデート直後は平均値としては落ちましたが、直近アップデートでは23H2のようにVRAM偏重型に戻っているのがわかります。

メモリ使用量は24H2アップデート直後が一番使ってましたが、その後は23H2のようなタイプに変わっています。

2-2.FF7リメイク

FPS値はかなりの上昇傾向です。アップデート直後が一番出ていたことはこれも変わりありませんが、23H2の頃からは直近のデータでも大幅に上昇していることがわかります。

VRAM使用量は24H2アップデート直後が一番消費していましたが、直近のアップデートで23H2並みに減少しました。

メモリ使用量は微増傾向ですが、ほぼ誤差と言ってもいいでしょう。
かなり高効率に動かせているのがわかります。

2-参考記録.サイバーパンク2077

このゲームのベンチマークに関してはアップデート直後のものを取っていなかったため参考記録として考えてください。

やはりレイトレが重いのとRADEONに向いてはいませんが、レイトレオフにした場合23H2と比較しても40FPS以上伸びており、大きな性能向上となっております。
また、フレーム補間なしでもレイトレなしなら98.6FPSとかなりの高数値です。

一方のVRAM、メモリ使用量は減少傾向にあるため、最適化がとてつもなく進んでいると言えると思います。
負荷の低下がかなりでかいと感じられるデータです。

2-3.FF14黄金ベンチマーク

平均値ではほぼ差がありません。
一方で多人数戦闘シーンのロード3が上がっている一方で拠点シーンのロード4は下がっているなどシーンに応じてかなりの変化が見受けられます。

VRAM使用量は増加傾向にあり、直近のアップデートでも余計に増えていることがわかります。

メモリ使用量は24H2になってから低下傾向です。
これはアップデート直後も直近も同等でした。

レポート上のベンチマークもほぼ誤差の範囲内と言っていいでしょう。

スコアについては直近でついに20000を切りましたが、全体で200程しか差はないため、ほぼ影響はないと考えます。

2-4.モンハンワイルズベンチ

今回は高プリセット、バランス、レイトレなしで実施しています。

アップデート直後はデータが芳しくありませんでした。

その要因として考えられるのが以下のデータです。

VRAM、及びメモリ使用量の問題と考えます。
特にアップデート直後はVRAMもメモリも双方とも低下しており、それが原因でフルにスペックを発揮できなかったことがFPSの低下につながったと考えられます。
一方で直近のアップデートではメモリ使用量が増加しており、VRAM低下分を補っているようにも思えます。
負荷分散という意味では非常にいい方向になっていると思います。

2-5.モンハンワイルズ実機

今回は高プリセット及びウルトラプリセット、レイトレ高で双方実施しました。

24H2にアップデートしてからFPS値が大幅に向上していることがわかります。
特にウルトラで10FPS以上上がっているのはかなりでかいと見ていいでしょう。

24H2になってからは、これもベンチマークと同様、VRAMもメモリも減少傾向でしたが、直近のアップデートでメモリ使用量の大幅な上昇が見られており、かなりしっかりと負荷分散されていることがわかります。

かなりゆとりを持ったプレーが出来るかと考えます。

3.まとめ

今回の検証で実施した項目の平均は以下のとおりです。

ゲームについては直近のアップデートでは少々低下傾向ですが、ベンチマークは大幅に向上しており、最適化が測られているのがわかります。

24H2アップデート直後はVRAM偏重型でしたが、直近では23H2並みに落ち着いているのがわかります。

メモリ使用量は直近のものが一番多く使用しています。

つまり24H2はVRAM偏重というよりもメインメモリも使って負荷分散を行っているように最適化がなされていると見ていいと思います。

FPSも高くなっており、基本的にパフォーマンスが下がるというのは過去の話と見ていいでしょう。

アップデートはありだと考えます。

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