2024年2月24日に公開したこの動画から今の視点で色々と振り返っていきましょう。
まずこのキットは当時劇場公開していたSEED FREEDOM(以下「種自由」)の劇場で限定販売(後にプレバンでも限定販売)されたキットです。
当時デスティニーはSPECⅡのキットがなく、通常のデスティニーのリデコキットになっております。

このデスティニー自体非常に優秀なキットで、RGには付いてこなかった光の翼が付いてくる上可動域が広いなど驚異的なキットでした(まだ組んでねぇからいい加減組まないと…)。
写真にあるように2019年5月31日発売、お値段2,420円のキットです。
そんなキットの劇場限定版であるこのキットは一部のパーツ以外全てがクリアカラーで整形されているのが大きな特徴です。

ある意味あの映画で無双ぶりを発揮した分身時の再現としては実にいいキットなのですが、流石に限定版ということもあり今はプレ値になっています。
その後プレバンで再販された際はこんな感じになってました。

2,640円と少し値上がっていますね。
パッケージはこのように種自由のメインアートが使われています。
また、このキットには弱点があり、アンテナの灰色を再現するために黄色のパーツが全て灰色整形になっているため、手の甲の黄色もシールです。
そのためビームシールドを取り付ける際にシールが全面に貼られた細かいパーツを取らなければならないといういささか怖い体験をしなければならないのが弱点と言えます。
可動域を見てみましょう。


この当時はSEEDアクションシステムなどはないものの、ある意味非常にそれに近いような可動域のシステムを持っているのがこのキットの特徴でもあります。
肩のせり出しギミックや何重にも動く腕のロール、足首の可動、胴体可動ギミックなど今のシステムの原型と言えるものがもう詰まっている感じです。
もう6年の前のキットとは思えない程にとにかく可動しますし、映えるポージングもバリバリ取れます。
また、バックパックはこのように

二穴構成になっていますが、首パーツが出っ張っているため装備できる他のガンプラのバックパックの種類は少ないです。
付属品はこんな感じです。



アロンダイト ビームソードは両手持ちも余裕ですし2024年当時流行った中の人がシンと一緒なブレイバーンよろしく勇気一刀流奥義も余裕でキメられます。
ただ真っ白になってしまっているため、撮影するときはいささか背景色は考えたほうがいいでしょう。



名無し砲こと高エネルギー長射程ビーム砲。何故かこいつだけ名前がない不思議武装。
最初は結構黒めなのかなと思ったら組んでみたらだいぶ緑で結構当時驚きました。
ただクリア成型のため、とにかく動きが固く、グリップの可動が結構大変でありながらだいぶピンが細いので動かすのはいささか怖いものがあります。


高エネルギービームライフルはクリア成型ではありません。サイズとしては標準的と言えます。

ビームブーメランとシールド。シールドの黄色はシールです。
ビームブーメランは刀身が付いてくるためあの投げるシーンも再現可能です。

ビームシールド。これを取り付けるときが黄色がシールということもあり一番怖いです。
現状発売されてるSPECⅡではどうなってるんでしょうか?

最大の特徴の一つ、パルマフィオキーナは専用の手が左右双方にあるのが嬉しいところです。
またこれ自体がだいぶ手のポージングにもキメられますので、なかなか悪くないかと。



エフェクトパーツもしっかり付いてきており、なかなかディテールも細かくていい感じです。
ではこのキット、果たしてもう手に入れる手段はないかと言われると、残念ながらクリア版は手に入れる手段はないです。
ただしハイネ機のクリア版はガンダムベース限定で販売されております。
あとこの手のクリアキットに総じて言えることですが、切れ味が良くても脆いニッパー(アルティメットニッパーなど)は使用しないほうがいいです。
もちろん、アルティメットニッパー使えばメチャクチャきれいに仕上がります。
が、それは刃先の寿命を代償とします。
案の定俺はそれで一本ダメにしました。

はい、見事に欠けております。
このようになってしまうため、耐久力のあるニッパーで総クリアキットには挑みましょう。
また、デスティニーSPECⅡ自体は

後にこのようにゼウスシルエット付きの大型キットとして、2024年11月23日に販売されました。
50cmを超える大型キットということもあり、お値段7,920円と結構なお値段しますが、毎回争奪戦です。

というわけで当時の動画を今の視点から再度考える企画の第二弾はHG「デスティニーガンダムSpecII[クリアカラー]」レビューでした。
今見ても出来いいな、このキットと感じますね。
映画でもあれだけ暴れまくったから個人的には大満足なんですが、今出ているGジェネエターナルにはまだ種自由の機体はライジングフリーダムのみですし、デスティニーの方もストフリが実装されただけなので今後のデスティニーに期待したいところです。
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